監修院ブログ

2018.06.22更新

みなさん、こんにちは!

江南市でインプラント専門医のいる歯医者
なかはら歯科クリニックの院長です。

今日は歯周病と全身的な疾患について書こうと思います。

最近、歯周病と全身的な疾患の関連が少しづつわかり始めてきました。
その一つに歯周病と糖尿病との関係があります。
日本人の糖尿病が強く疑われる人は2210万人とも言われています。
実に40歳以上で3人に1人の方が糖尿病の疑いがあることになります。

現在、歯周病と糖尿病の関係性に関して以下のことが言われています。
糖尿病の人は歯周病の罹患率が高い 調査によってやや差はありますが、糖尿病でない人に比べて2倍強の頻度で歯周病が起きやすくなるとの報告がみられます。

 

糖尿病の人は歯周病がより重症化しやすい

糖尿病の人では歯周病の罹患範囲(歯周病の歯の本数)や、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間にできるすき間)の大きさなど、歯周病の重症度を示す値が糖尿病でない人より高いことがわかっています。

 

糖尿病の罹病期間が長い人ほど、歯周病の罹患率が高い

血糖コントロールがよくない人は歯周病がより重症化しやすい

歯周病が重症化している人ほど血糖コントロールがよくない

歯周病の人は糖尿病の罹患率が高い

歯周病の人は歯周病でない人よりも、糖尿病の罹患率が約2倍高いとの報告があります。

 

歯周病の人は糖尿病でないとしても糖尿病予備軍であることが多い

糖尿病の人が歯周病をしっかり治療するとHbA1Cが改善する

慢性感染症である歯周病に対して徹底的な治療を行うと、血糖コントロールが改善することがわかってきました。

 

 

それとは逆に、血糖コントロールが悪いと歯周病の治療だけ進めても、歯周病がなかなかよくならないと、従来からよく言われています。

投稿者: なかはら歯科クリニック

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